CDをDSD変換して無料でハイレゾ化する
DSD音源については下記URLに詳しく説明されています。
http://ascii.jp/elem/000/000/769/769050/index-4.html
自分で持っているCDを利用してDSD音源を作るためには、
一旦CD音源をWAVにリッピングを行い、リッピングしたWAVを
アップサンプリング(アップコンバート)する必要があります。
そもそもCDをDSDにアップサンプリングして音がよくなるんかいな?
などと疑問も出ることでしょう。
結果からいうと・・・
めちゃくちゃ良くなります。
愕然するほどの違いにビックリします。
話は戻りまして~^^
そこで登場するのがWAVをDSDに変換するソフトウェアとなります。
代表的なのがKORGのAudioGateというソフトウェア。
簡単操作で知識がなくてもWAVをDSDに変換できるフリーソフトと
いうことで人気だったわけですが、現在は有料ソフトとなってしまいました。
(有料でも価値あるソフトではあります)
DACを購入予定であれば、KORGの製品を購入すればAudioGateの
使用権利もついてくるのでうまく利用するのも有用な手段のひとつです。
さて、自分の場合、DACはすでに持っていますし、ソフト購入に2万円も
払うのは厳しいのでAudioGate以外のツールで何とかできないものかと
調べまくり、素晴らしいツールをみつけて変換方法が理解できたので
備忘録ということでアップします。
■CD音源をDSD音源に変換する方法
利用するソフトウェア(ツール)・dbPoweramp CDRipper
・WAV2DFF
・Wave To Dsdiff Converter - Version1.5 - GUI
・dff2dsf
①CDをWAVEにリッピングする
ここで利用するのがdbPowerampのCDRipperというソフトです。CD Ripperで16bit 44.1KHz 1411kbpsの設定でWAVにリッピングします。
あとこのソフトのおすすめポイントはメタデータがきっちりと編集できるところですね。
ダウンロードはこちら
https://www.dbpoweramp.com/cd-ripper.htm
CD Ripperのセットアップの参考にしたのはこちらのサイトです。
http://blog.livedoor.jp/jijijolno/archives/1011824383.html
②WAVEファイルをDSDファイルに変換する
WAVEファイルをDSDファイルに変換するツールがAma Ama Audio Visual というサイトで公開されているWAV2DFF
というプログラムです。
こちらはコマンドプロンプトでの実行になるので少々知識が必要です。
そこで登場するのがYUKI-SANのHPで公開されているwab2dff専用
連携GUIプログラム
Wave To Dsdiff Converter - Version1.5 - GUIです。
1.Wave To Dsdiff Converter - Version1.5 - GUIを動かすには
.net Framework 4が必要なのでパソコンに入ってない場合は
.net Framework 4をダウンロートのうえインストールを行う。
2.それぞれのサイトよりZIPファイルをダウンロートして任意の場所に解凍します。
3.wav2dffGui.exeとsetting.txtをwav2dffが保存されているフォルダに移動する。
4.これがwav2dffのプログラムフォルダ完成の構成となります。
5.Wav2DffGui.exeを実行します。(ダブルクリック)
6.Optionsをクリックします。
7.任意のパラメータ設定を実施します。
基本的には赤枠で囲んだ項目を設定する形でよいと思います。
私の場合の設定としては、oversampleを「/DSD64」、normalizeを「-5」又は「-10」
tap countを「/t:8192」で設定することで安定して変換できています。
尚、DSD128やDSD256に増やす場合は、tap countをそれぞれ倍の数値にします。
DSD64:8192 DSD128:16384 DSD256:32768 といった感じ。
※プレステ3でDSD音源を再生する場合はDSD64までしか対応していません。
8.Addをクリックして変換したいWAVファイルを選択します。
9.まとめて選択も可能です。
10.正しく選択できたら「Convert」をクリックして開始します。
11.これでしばらく待てばDSD(DFF)ファイルが完成します。
サイズによりますが、10曲程のアルバム1枚で約2時間で完了する感じです。
※WAV音源によっては変換に本来15分程かかるものが3分程度と早く処理完了するが
DFFファイルが生成されないという事例があります。(画面エラー表示なし)
動きとしては変換中にエラーが出た際、処理を打ち切って次の処理に進むらしいです。
その際は対処としてnormalizeを-5ずつ下げて処理を試すとうまくいくようです。
(自分の場合は-5から-10くらいが安定しています。)
③DFFファイルをDSFファイルに変換する。(DSFファイルが必要な場合)
DSDファイルにはDFFとDSFの2つのファイル形式が存在します。DFF(DSDIFF)ファイルは音楽業界で結構広く普及しているファイル形式です。
DSFファイルはSONY独自のファイル形式だそうです。
したがってソニーの機器(PS3等)でDSDを再生する際はDSF形式が必須となります。
1.追憶伝来のサイトにて変換プログラムdff2dsf_v0900.zipをダウンロードします。
2.ダウンロードしたzipファイルを任意の場所に解凍します。
3.変換したいDFFファイルをdff2dsf.exeに直接ドラグ&ドロップすれば、1曲約10秒程で
変換が完了します。(ダブルクリックじゃないのでご注意を!)
④DSDファイルをDVDに書き込む。
書き込む際、普通のデータDVDとして書き込めばOKですが、ひとつ注意するポイントとして第一階層にDSD_DISCフォルダ作成し、その配下にアーティスト名のフォルダまたは直接
DSDファイルを保存する必要があります。
以上で完成です。
次のページではDSD音源の再生環境について書いてみます^^